新・東京23区物語 (新潮文庫)のレビュー
読後感は悪いです
東京至上主義で地方を蔑視する風潮を表す「東京ジャイアニズム」なんて言葉がありますが、東京23区内も相当な格差社会だなと思います。著者の文章から伝わる所謂"世間一般がイメージする東京"(港、渋谷辺り)以外の地域に対する見下したような目線は、ユーモアだと分かっていても正直笑えません。著者は東京在住者の一般認識を代弁しているだけのつもりかも知れませんが、「城南=偉い それ以外=貪臭い」と言う差別感情を無駄に煽っているような気がします。
絶妙のバランス感覚
泉麻人は絶妙のバランス感覚の持ち主だと思う。新東京23区物語は、2001年段階で東京都内を俯瞰して、独自の視点なのに贔屓目なく、どこが下町感覚に優れ、どこが過去を払拭しつつあり、どこが局所的バブルになりつつあるのかっていうことを教えてくれる。
東京の良いところは、住み分けられているようで、玉石混合で遊びがあるところ。線路ひとつ隔てて高級住宅地と下町とが混在し、新旧住民の境があるようで、せいぜい住み始めて数十年の違いでしかなかったりする。この本で泉さんは、各区で一番特徴を捉えているような場所や店を紹介することに徹している。その区に住んでいる誰もが知っていて、密かに他じゃこれだけはないだろうと思っているものを取り上げて、それを中心にして文章を書いている。実際、都市というのは生物みたいなもので、本当は綺麗な部分もあれば「興味深い部分」もある。それに少しずつ触れているようにも思います。
専門書でもなく、観光書でもなく、小説でもなく、東京を自分の足で街歩きしたくなる本だと思います。
東京の良いところは、住み分けられているようで、玉石混合で遊びがあるところ。線路ひとつ隔てて高級住宅地と下町とが混在し、新旧住民の境があるようで、せいぜい住み始めて数十年の違いでしかなかったりする。この本で泉さんは、各区で一番特徴を捉えているような場所や店を紹介することに徹している。その区に住んでいる誰もが知っていて、密かに他じゃこれだけはないだろうと思っているものを取り上げて、それを中心にして文章を書いている。実際、都市というのは生物みたいなもので、本当は綺麗な部分もあれば「興味深い部分」もある。それに少しずつ触れているようにも思います。
専門書でもなく、観光書でもなく、小説でもなく、東京を自分の足で街歩きしたくなる本だと思います。
東京23区ガイドの本
2000年頃の東京23区それぞれの特徴について面白く書かれています。
筆者の観察力の鋭さを感じることができます。
今読んでも当てはまることが多く、それぞれの区の特徴についてよく観察されていると感じました。
東側の区より中央から西側の区についての記述が詳しくなっています。
東京に初めて住んだ人のガイド本としても使える部分もあります。
筆者の観察力の鋭さを感じることができます。
今読んでも当てはまることが多く、それぞれの区の特徴についてよく観察されていると感じました。
東側の区より中央から西側の区についての記述が詳しくなっています。
東京に初めて住んだ人のガイド本としても使える部分もあります。
リアルな東京ガイド
2001年の著書ですが、今読んでも十分笑えます。
第3弾として2008年版か2009年版?をぜひ期待してます。
第3弾として2008年版か2009年版?をぜひ期待してます。
万人受けする東京23区イメージ的解釈の手引き
雑誌やテレビで活躍中の著者らしく、複雑で混沌としたわかりにくい東京を、何よりも多くの人に紹介することを目的とした本と思われる。
雑誌やテレビで活躍中の著者らしく、複雑で混沌としたわかりにくい東京を、何よりも多くの人に紹介することを目的とした本と思われる。
著者は少なくとも東京に関しては非常に博識だと思われるのに、深入りせず、自説を主張せず、少々皮肉を込めた解説調で通しているあたりは万人受けを目的としたテレビ業界人の体質であろうか。
おかげで奇をてらわない標準的な東京各所のイメージを理解することができ、街を歩くと「なるほど」と納得してしまうのである。
[PR]西野カナ
